ビーフジャーキー


スルメや貝柱などの乾物系のつまみは、保存性が良く、欲しいときにすぐに味わえてかつ旨味の濃い便利なつまみであります。その中でも、肉系の乾物つまみ の代表といえば、ビーフジャーキーですね。


自家製のビーフジャーキーを噛みしめながら、ウイスキーで一杯やる・・・男ら しさが溢れる光景です。 ということで、今回はビーフジャーキー作りに挑戦してみました。


材料:牛モモ肉、コショウ、塩、一味、薫製ウッド、段ボール、タコ糸等

豪州産牛モモ肉を購入。保存性を高めるために、全く脂身のない肉が良いらしい。こんな固そうな肉こそ、アイデアで美味しく変えたいものだ。
まず、5ミリほどの厚さにスライスして・・・
塩、多めの胡椒、一味とうがらし、酒少々を入れて混ぜ込み、冷蔵庫で1時間程寝かせる。その他、好みでいろいろ味付けするのがよろしいでしょう。
一切れづつタコ糸を通して、BBQ用の網から吊るす。風通しの良いところに吊るして一時間程乾燥させる。
段ボールで簡単な薫製箱を作る。今回はスモークくん3号と命名。ちなみに、このような薫製箱が市販されているが(例えば これ)、自分で作った方がお金もかからず、楽し いものである。
今回の薫製は、肉が焼けてしまわない程度の熱で薫製(温薫)し、乾燥させるため、スモークくん2号のようなロングなものではなく、右のレディほどの大きさにする(およそ70センチ)。
スモークくん3号に肉をセットし、上から見た写真。いい感じでしょ?
スモークウッドに点火し、2時間程燻製する。この時、箱の内部の温度は、 約45〜50℃で、ちょうど良い温度である。嫁に煙たがられそうなので、途中からベランダで薫製した。
燻製が終わったら、ベランダで干して直射日光にさらす。半日ほど干すと、色が黒々となり、見るからに美味そうになってくる。
完成したビーフジャーキー。黒々しくて無骨な感じがいかにも男性的である。


市販のビーフジャーキーよりもスモーキーフレーバーがはるかにすごく、歯ごたえも味もりっぱなものができました。多めのコショウで下味をつけていたので、ピリリと口の中で心地よく、おもわず酒が進んでしまいます。


残ったビーフジャーキーは冷凍庫に保存しておいて、「なんかつまみないん?」と嫁に聞く前に、これを取り出してむさぼりながら、男は黙って一杯やるのです。