道満河岸釣場


今回は池での釣りを紹介する。しかも、なんと「金魚釣り」で、まさにファミリーちびっ子向けの釣りである。
場所は埼玉県にある道満。ここは一日500円(道具、餌代込み、中学生以下は250円)で金魚釣りが楽しめる。女房がしきりに行きたいというので、「きんぎょね〜。」と渋々行ったのだが、侮ることなかれ、これが非常に難しい。水面には口をパクパクさせた金魚がわんさかいるのだが、これは管理釣り場での定則である「見えてる魚は釣れない」がきれいにあてはまり、まず餌を食わない。その下にいる見えていない食い気のある金魚を釣らなければならないのである。それを知らない女房は、竿を器用にあやつり、パクパクさせている金魚の口元に必死で餌を送ろうとしている。この人、釣り人たるプライドも誇りもない。そんな女房を横目に見ながら、俺も1mほどの竿にスイミーの餌をつけ、タナを変え、誘いをかけてもさっぱりあたりがなく、結局タバコの本数だけが増えた。そんな中でも釣れてる人はいるみたいで、常連なのか自作の浮きで釣っているおじさんを見た。
そろそろ我慢の限界で、売店でビールを買い、喉を潤して気分転換していると女房の竿がいきなりしなった。釣った、というか、竿をあげると釣れていたのだ。それからというものの、女房はこうすると釣れるのよと、いちいち俺に親切丁寧にご指導をお与えくださった。その後も俺には釣れず、女房にまた釣れたのでもう嫌になりその日は家に帰った。

・・・という具合に、まったりとした時間を家族とともに過ごせる金魚釣りも、たまにはいいじゃないですか?ちなみに、子供は金魚を持ち帰れますが、大人だけの場合は禁止だそうです。
金魚釣り場の隣には本格的なヘラブナの釣り堀(一日1,700円、半日1,000円)もあります。

参照:  道満河岸釣場 

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