ウルメイワシのアンチョビー


「アンチョビー」は、イタリア料理には欠かせないカタクチイワシの塩漬け発酵食品で、 俺はあの風味が大好きである。 パスタ、ピッツァ、アクアパッツァなどに入れるとコクと風味が増し、 また簡単なつまみに加えたら一気に本格的な味を醸し出してくれる。


これとよく似たものに、オイルサーディンというのがあるが、 これはイワシ(カタクチイワシ)の油漬け(軽い塩漬けのあと油漬けして加熱)で、 アンチョビーは塩漬け(塩漬けで熟成させ、油に漬ける)である。 オイルサーディンもいつか作ってやろうと計画中である。


さて、アンチョビーは、本来、ヨーロッパ近海や ペルー沖でとれるカタクチイワシを指し(日本ではヒシコと呼ばれる)、 これを塩漬けしたものもアンチョビーと呼ばれる。


先日、スーパーの魚コーナーに立派な「ウルメイワシ」が並んでいるを見つけ、 これでなんかつまみ作ってやろうと思案していたその時、「こんなデカいイワシのアンチョビーやったら、めちゃうまいんちゃうか・・・」 と、いつもの妄想が始まってしまった。 ということで、アンチョビー作りを開始した。



材料:
ウルメイワシ、塩 1kg、オリーブオイル




今回用意したウルメイワシ。およそ20 cmぐらいの大きさである。 まず頭を切り落とし、内臓を取り除く。
イワシは柔らかいので、お腹のところから一気に背骨を取り除くことができ、このようになる。 イワシは、真水ではなく、塩水できれいに洗うこと。
さらに半分に切って・・・

このように切って行く。
タッパーに塩を入れて、イワシを入れて行く。
たっぷりの塩にイワシをつけ込む。塩をけちると、イワシが腐敗するおそれがあるため。 もったいない気もするが、今回使用した塩は、いわゆる「食塩」で、1 kg 100円と安いものである。


この状態で冷蔵庫で眠らせる。
本来なら半年以上塩漬けにするらしいが、せっかちな俺はそこまで待てない。ということで、しばらく様子を見てみます。


続き