塩鯖のぬか漬け


若狭地方に伝わる伝統的な保存食に「へしこ」というものがある。これは、 簡単に言うと「魚のぬか漬け」のことだ。

以前から食べてみたいなぁと思っていたが、ちょうどぬか床があるし、へしこがどんな味か知らないけど、 想像を膨らませて自分で作るか!ということで、塩鯖を漬けてみた。

ちなみに、このプロジェクトを嫁に公表したところ、 「え〜、キモチワルイ!」

材料:
ぬか床のぬか(ぬか漬け開始から2ヶ月経ったもの)
塩鯖フィレー(ノルウェー産)


塩鯖フィレー完全にぬかにうめ込む。
塩鯖フィレーよ、乳酸菌の発酵の力を借りて、 もっと美味いもの変化しておくれ!
本来なら、半年間も漬けるらしいが、そんなに待てない。 さすがに室温では腐りそうなので、2日間冷蔵庫で放置。
ちなみに、上の写真は我が家の冷蔵庫であるが、左は「ぬか漬け」、中上は今回の「自家製へしこ」、 中下は熟成中の「ウルメイワシのアンチョビー」、右上は「鮒ずし」、右下は「ぬか床」である。 これらがスペースを大きく占領し、我が家の冷蔵庫はまさに「発酵工場」となってしまっており、 そろそろ嫁のクレームが来そうである。


ぬかから取り出す。冷蔵庫で2日熟成させたが、一見してそれほど変化はない。 ガスグリルで焼く。
皮がパリッとなるように焼いた。
出来上がりの見た目は、普通の塩鯖とあまり変わりませんなぁ。

肝心の味はというと・・・「塩鯖のぬか漬け」としか言い表せない味でした。 つまり、酸味があり、ぬかの香りがする塩鯖、ですね。

でも、ノルウェー鯖をさっぱりと美味しくいただけたと言う意味では評価出来るかな。 酒のつまみとしても、簡単でいいですけど。

でも、本物はどんな味がするんでしょう? 今度買ってみようか、それとも、本格的に作ってみるか。



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