闘病記3 〜入院生活・前半〜
第三章 〜入院生活・前半〜
嫁食料部隊は、到着後すぐにレディを幼稚園に迎えに出て行く。幼稚園の最初の一週間は、9時半から11時までしかな面倒みてくれないそうな。 点滴の間は極めて退屈。点滴をしながら散歩している猛者というか先輩患者を廊下で見かけ、筆者もまねて点滴を連れて売店に行ってみるが、しんどくなってベットでぐったりしてしまった。 その後はテレビ・読書で時間をつぶす。午後、嫁&レディが来てしばし談話。夜は入院の疲れからか、ぐっすり就寝できた。 朝:ごはん、納豆、大根煮物、味付けのり、牛乳 昼:鶏うどん、ゆばうま煮、厚焼き卵 晩:ごはん、ハンバーグホワイトソース、マカロニサラダ、果物 20090415(水) 朝食は飯が多いがおかずが少ない。さっそく「サバの水煮」を楽しむ。これから毎朝1缶食べることにしよう。 今日も昨日と同じプログラムで過ごすことになる。すなわり、麻痺のチェック→点滴→静養。 ところで、この病気で苦労することの一つは、目が開いたままなので。顔や髪を洗うときに、水が目に入ってしまうことであろう。これを解決するため、嫁に水中眼鏡を持ってきてもらった。これを装備することで、顔も髪もストレス&恐怖なく洗うことができる。皆さんも、覚えておいて損はないだろう。
朝:ごはん、焼き魚(極小サケ)、小松菜ソテー、佃煮、牛乳 昼:チャーハン、サラダ、スープ 晩:ごはん、マーボー豆腐、なすの中華和え、果物 夕食は、嫁&レディは売店の弁当を買ってきて、皆で病室で食べた。今夜の病院食は麻婆豆腐だった。スパイシーではないが、なかなか良い味付け。 20090416(木) 今日も同じ。働かない日が続いてきたので、夜はなかなか眠れず、3時ぐらいまで深夜放送を楽しむ。点滴の左手もすっかり慣れてきて、点滴中に散歩もできるようになってきた。 ちなみに、病院食は計算されたものだろうと思うが、どうしても野菜が少ない感じが否めないので、嫁に「おしたし」とか野菜料理を毎日持ってきてもらっている。嫁に感謝である。 朝:食パン2、ハムサラダ、ソフトエッグ、牛乳、果物 + サバの水煮 昼:うな丼、あられ奴、すまし汁 晩:ごはん、鶏肉とカシューナッツ炒め、炊き合わせ、ゆば昆布 20090417(金) いつものように点滴開始。この日は念のためMRIの脳内検査もあった。ヘッドホン(竹内まりあの曲が聞こえる)をつけられ、映画に出てきそうな、いかにも近未来的な感じのする白い筒のような医療機器に入れられる。そのわりには、「ドンドンドン」と太鼓のような音がする和風なマシンであった。 その後、リハビリテーション科で指導を受ける。仰向けになり、手鏡で確認しながら右の顔を手でマッサージする。マッサージというより、麻痺した右顔の表情を手でサポートして作り出すような感じ。
ところで、今日の点滴液の落下速度は極めて早い。この調子なら14時頃終わりそう。遅くしようと、調節のところを触ってみたら、ますます早くなってしまった。 「おー、はやいはやい!」 そのままにしていたら、13時頃に点滴が終了した。 早く終わると、最近自宅で栽培を始めたミニトマト「ぺぺ」の様子が気になり出し、どうしても帰宅したくなってきた。 そこで、一時帰宅の許可を得ようとするが、却下された。 「病院内は自由に歩いてかまいませんが、外出は絶対にだめです!」とのこと。えーー。 夕方、MRI検査の結果が通知され、特に脳に異常はないとのこと。あーよかった。 夜は深夜放送を楽しみながら顔面マッサージを繰り返す。
晩:ごはん、魚香味ソース、切り干し大根の煮付け 続き |