闘病記4 〜入院生活・折り返し〜


第四章 〜入院生活・折り返し〜

20090418(土)
朝、弟が東京からお見舞いにきてくれる。近況を聞いたりしながら、昼食は嫁が届けてくれた手作り唐揚げ弁当をつついて病室で盛り上がる。

病院食(天ぷらうどん)は嫁とレディが食していたが、立派な天ぷらで意外と好評。

マッサージの効果が出てきたのか、右顔の表情がほんの少しだけ復活する。具体的には、右の眉や頬を少しだけ動かすことができるようになった。食事もちょっとだけ容易になってきた。少なくとも、コップの液体を何の不便もなく飲めるようになった。

朝:ごはん、卵、シャケ、アスパラソテー、ふりかけ、牛乳+サバの水煮
昼:天ぷらうどん、ゆばうま煮、シュウマイ
夜:カレーライス、サラダ、福神漬け、果物。カレーは意外と本格的な味付けだった。トッピングのイカリングがイマイチだったが、贅沢は言ってられぬ。


20090419(日)
毎度おなじみの治療プログラムが続く。

昼食は嫁に「にぎり寿司」買ってきてもらい、病院食は嫁とレディに食べてもらう。なんとも、わがままな患者である。

ところで、生活時間のほとんどをベットの上で過ごすことに、かなりの苦痛を感じるようになって来た。気晴らしに病院内を隅々歩いて冒険してきたが、行くところもなくなってきた。あとは手術室ぐらいか。

一方、右顔はさらに動くようになってきたので、マッサージはやる気が出てくる。でもまだ目は完全に閉じないし、口は左に引きつるけど。コツコツがんばりましょ。

朝:ロールパン、野菜サラダ、オムレツ、果物(バナナ)、牛乳 +サバの水煮
昼:ごはん、魚の野菜あんかけ、千六本、けんちん汁
晩:ごはん、ロースカツ、なす炒め、樹氷なめこ。立派なロースカツであったが、衣類が分厚すぎて胃もたれしそうだったので・・・
衣類を脱がせて裸にし、中の肉を塩で食したら美味になった。写真は脱がせた衣類。
夜は本日2缶目の「サバの水煮」をつまみに「水(森の水だより)」で一杯やった。気分だけでも味わいたい。ん、真ん中のスターバックスのはなんだ?
実はこれ、新たなつまみ作品である。作り方は、スターバックスの空カップにサバと汁を入れ、ストローで中身をつぶしたサバのフラペチーノ、つまりサバペチーノである。サバマニアにはたまらないオサレな一品。



20090420(月)
ついに一週間経ち、いよいよ折り返しである。退院するとき、果たしてこのゆったりとした生活からもとの激忙(?)の生活に戻れるだろうか・・・別のリハビリが必要かもしれぬ気がしてきた。

点滴をしながら寝そべっていると、

「こんにちはー。栄養部の者ですが、今週のメニューの選択をお願いいたしまーす。」

どうやら、今週は病院食のメニューを自分で選択できるらしい。適当に魚重視のメニューを選んで提出した。

昼食は嫁に青椒肉絲弁当を持ってこさせ、グルメな筆者はそれを、嫁は病院食の牛丼を味わう。

午後はリハビリがあった。昨日ぐらいから神経がかなり回復しているのが実感できている。この調子でがんばろう。

朝:ごはん、炒り豆腐、昆布煮物、梅干し、ジョア+サバの水煮
昼:牛丼、おろし和え、ガリしょうが、みそ汁
晩:ごはん、イカ炒め物、そぼろ煮カボチャ、果物(パイン)


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