自家製の薫製
「焼く、煮る、揚げるなどの調理はいつもやってるよ。でも、燻(いぶ)すとなると敷居が高く、なかなか手が出せないなあ」
と思っているそこの貴方。
実は、「薫製」は結構手軽に出来るものである。
特に、燻製のなかでも、「熱薫(ねっくん)」は鍋とチップがあれば簡単に出来ます。
そこで、今回は先日作ってみた「鶏ハツ」の薫製を紹介します。
いやいや、材料はなんでもよいのです。特にお勧めは「鶏もも肉」と「サンマ」です。
用意するものは、ぼろいフライパン、ふた(筆者は中華鍋を使っているが、要はふたになるようなもの。
アルミホイルで即席のふたを作っても良い)、網、薫製のチップ、アルミホイル、そして素材だ。
薫製に必要な物はたったこれだけ。僅かな投資で美味い薫製を楽しめる。
まず、素材の仕込みだが、軽く塩を振ってよく揉み混み、しばらくおいておく。市販のハーブミックスも加えてもよい。
今回は鶏ハツだったので、ちょっとした細工が必要だ。
ハツは通常、この様に売られている。
次ぎに、これに切れ目を入れて開く。半分に切ってしまってもよい。
「ハツ」は心臓の事である。開くとわかると思うが、中に血の固まりが残っていることがる。
これが臭みのもとになるので、流水できれいに洗ってやる。
きれいになったハツに塩をビニール袋に入れ、塩を振ってよく揉み、冷蔵庫でしばらく寝かせた(30分ほど)。
いよいよ薫製に取りかかる。
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