焼き鳥


「焼き鳥に塩ふって焼酎で一杯やる」


男なら誰しも憧れる光景である。


もちろん、男はスーパーで売っている一本50円ぐらいの「アレ」では満足しない。


親父さんが煙まみれになりながらじっくり焼き上げた格調高いやつを味わいたいのだ。


とか言いながら、近所にナイスな焼き鳥屋がない。とうことで、自分で作って楽しむことにした。


材料:鶏もも肉、砂肝(スナズリ)、竹串、セラミック付属の魚焼き網など


あえて作り方を紹介するまでもない料理かもしれないが、参考にまで紹介する。砂肝は、クリーム色のペロッとした部分を切り取る。これはあとで「つくね」に使う。
薄くスライスして竹串に刺す。根元のところにタマネギを小さく切ったものを刺しておく。サクッと甘みが出てアクセントになる。
もも肉は、脂を出来るだけきれいにそぎ落とし、小指ぐらいの大きさに切って串に刺す。根元と先端は小さめの肉、真ん中は大きめの肉にするとむらなく焼ける。
こちらはつくね。もも肉と砂肝のペラッとした部分を包丁で細かく切り、ネギ、片栗粉、酒、醤油を入れてよく練る。冷蔵庫でよく冷やすと粘りが出やすい。つくねは割っていない割り箸に巻き付ける。
いよいよ焼きに入る。写真のように、魚焼き網の両端をホイルでカバーし、真ん中の部分で肉を焼くようにすると、竹串が焦げななくて済む。
香ばしい煙が出て来る。もも肉は脂が多すぎると下にたれて炎が出て煙だらけになるので、下ごしらえの時に出来るだけ取り除くのはこのためである。
ちなみに筆者は、ガスコンロの前に特等席を設け、ゆっくり座って焼酎なめなめ、塩をふり、焼きたてを速やかに味わった。
セラミックの魚焼き網で焼くと、炭火のように「外はカリッ、中はシューシー」に仕上がる。薬味は七味も良いが、柚子胡椒が楽しい。
つくねも取りかかる。つくねはタレ(醤油1:みりん1)に付けながら焼く。
玉子の黄身に付けて食べると、濃厚さが際立つ。ふんわりした口触りに、砂肝のコリコリがアクセントになる。



ポイントは魚焼き用のセラミックのついた網を使い、炭火のように仕上げることでしょう。また、アルミで端をカバーすると串が焦げないのでGoodです。


ところで、脂身が多すぎると、本当に部屋が煙りまみれになり、数日間焼き鳥臭が消えません。ご注意ください。


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